業界ニュース 2017.04.24
北京 - 中国の高齢者(60歳以上の高齢者)は、国務院の計画によると、2020年までに2億5500万人に達すると予想されています。
2020年までに、高齢者は全人口の17.8%を占めるようになり、80歳以上の人口は2900万人に達すると、第13次5年計画期間(2016-2020年)の開発計画は予測しています。
この計画に基づき、中国は社会保障制度を改善し、政府と市場の両方を機能させることを目指し、より良いシニアケアサービスの提供を目標に掲げています。
北京大学のLu Jiehua教授は、「この計画は、今後30年以内に高齢化社会により生じる課題に対処していくことを目的としており、高齢者のケア開発におけるトップレベルの政策といえる。」と述べています。
Lu氏は、農村地域における高齢者ケアサービスが大きな課題に直面しているため、地域開発の不均衡などの問題をクローズアップしました。
中国保健・介護産業同盟の事務局長であるJiang Hongweiは、2010年から2015年の期間において、高齢者の介護ベッド数を追加していくという目標を達成したものの、その半数は空の状態であると述べています。
Lu氏は、国家レベルで高齢化社会に対処するための政策をアップグレードしていく必要があり、政府によるさらなる努力が必要であると述べました。
(来源:新華社)