展示会ニュース 2017.03.17
大手ディベロッパーの万科集団は、2016年11月24日、北京市内に「公建民営」型のプロジェクト「嘉園長陽長者中心」をオープンした。同中心は、北京市内房山区に立地し、周辺の23カ所の社区と連携している。16部屋、32床の小規模施設となっており、価格は月5,000~8,000元に設定している。施設内スペースの約半分は周辺社区の高齢者向けに開放しており、様々なケアを受けることが出来るようになっている。
万科集団は、北京、上海、広州などに30ヵ所の養老プロジェクトを運営しており、プロジェクトの運営方式に応じて、CRCC型(大型養老社区)、都市型養老施設、社区養老センターという3つに分類している。
同集団では、「従来の不動産開発型の養老ビジネスでは利益を得るのは難しく、現在は顧客数やサービスの品質を重視する経営にシフトしている」としており、その方向性の一つが、今回の「嘉園長陽長者中心」のような政府建設のプロジェクトへの参入を挙げている。