展示会ニュース 2021.11.02
10月17日、2021年度中国国際福祉博覧会・中国国際リハビリ博覧会(CR EXPO)が北京国家会議センターで円満に閉幕しました。次回のCR EXPOは、2022年9月15日~17日に開催されます。
中国共産党創立100周年と「十四五(第14次五か年計画)」の初年にあたって、3日間にわたった今回の福祉博覧会は、「補助器具産業を発展させ、素晴らしい生活をもたらす」というテーマに沿って、政策と市場需要に焦点を合わせ、新しい形で業界にリハビリ補助器具産業の「ビッグビジョン」を見せ、これまでの博覧会のアップグレードを実現しました。
今回の博覧会は、展示面積が25000平方メートルもあり、12カ国・地域から200余りの企業が出展し、3日間の開催期間で計25回のイベントが行われ、3万人超の業界関係者が訪れました。
「十三五(第13次五か年計画)」以来の障害者補助器具事業発展成果の展示は、現場で来場者たちの注目を浴びました。多くの国内外の企業が持ってきたリハビリ補助器具に関する新技術、新製品、新運用は、博覧会という舞台で輝きを放ちました。特に、同時に開催されたフォーラムが異常な盛り上がりを見せました。専門家や学者および業界関係者が全国各地から駆けつけてきて、製品展示、需給購買、専門会議、産学研交流を一体化したリハビリ補助器具業界の盛宴を張りました。
展示 マッチング丨多数の契約が締結成功
今回の博覧会は、展示品が豊富で、障害者補助器具成果展示エリア、移動補助、義肢装具、バリアフリー施設、リハビリ、バリアフリーコミュニケーションなど専門展示エリアがそれぞれ見どころがあり、展示内容が障碍者や高齢者の生活、学習、就職、娯楽など多くのシーンにわたっています。各展示エリア、展示ブース、体験エリアに人が溢れ、会話が盛り上がり、商談が盛んでした。
愛聴科技の姚秀萍総経理より
福祉博覧会は優れたリソースを集め、すべてのリハビリ業者が参加するに値する展示会です。愛聴科技は何年も続けて出展して、毎年多くの聴覚障害者グループや個人ユーザーの相談を受けています。福祉博覧会を引き続き応援します。
黒格智造の黄鶴源共同創始者より
福祉博覧会の出展は黒格にとって今回で初めてで、出展効果は、今まで参加した同じタイプの展示会より良いです。今回の博覧会で、多くの業界関係者が3Dプリント技術のサポートを求めていることがわかり、パートナーも多く作りました。同業者は優秀で、持って来た製品が多くて目新しいです。業界にとって、福祉博覧会は「灯台」と「バロメータ」です。
北大医療戦略副ディレクターの吉瑩より
福祉博覧会は2年間にわたって準備し、ようやくオフライン展示会を再開しました。また、「政産学研用(政府・産業・学校・研究機構・運用)」という障碍者補助器具産業チェーン上のすべての業者を招待し、みんなが協力して会話するプラットフォームを構築してくれて、本当に嬉しく思います。なお、今回の博覧会では、業界関連の高品質のフォーラムを多く設置し、業界の専門家を一堂に集めたため、業界の発展方向が見えて来ました。博覧会がますます良くなることをお祈りします。
購買 商談丨来場者が大いに利益を得た
14年間にわたった着実な発展と市場開拓により、今回の福祉博覧会は、障碍者連合、民政、リハビリ医療機関、特殊教育学校、業界組織、高齢者ケアなどの分野に関係するのべ3万人の来場者が足を運びました。そのうち、民政、医療機関、高齢者ケア機構関連の来場者の割合が大幅に上回りました。
業界関係者グループは以下を含みます。各省/市/県/区の障碍者連合会、補助器具およびリハビリセンター、リハビリ医療機関、ディーラー、養老機関、その他の政府機関など、計100余りの専門バイヤーグループが訪れました。その中に、下部障害者連合会からの来場者人数が大きく増え、購入需要が著しかったです。
湖北省障害者補助器具資源センターの徐明輝主任より
我が湖北補助器具センターは今回の博覧会をとても重要視して、省、市、区から250名あまりの障碍者を募集し見学に来ました。展示会で多くの新製品を見たり体験したりしました。これらの製品に、国内のメーカーが研究、開発するものも少なくありません。企業や同業者と深くコミュニケーションすることによって、私たちの視野が広がりました。今後、皆様とより深く協力していきたいです。
正本(遼寧省)障害者リハビリサービス会社の劉斌総経理より
リハビリ病院、高齢者介護機構、医療機器販売会社関連の新しいプロジェクトに備えて、高齢者ケアとリハビリの新製品を探し、サプライヤー及びパートナーを見つけるのが我々の参加目的です。博覧会では、すでにいくつかの企業に触れ、今は協力の詳細について話し合っています。
北京師範大学老年脳健康研究センターの李喜悦教授より
博覧会全体のレイアウトは適切に設計されています。展示エリアを製品の種類によってを配置し、見学も購買も便利です。また、今年のメーカーと新製品は非常に豊富で、見応えがあります。
交流 検討丨会議会場で空席なし
今回の福祉博覧会は多くの業界専門家、協会組織、政府部門、企業から大きな支持を受け、現場で25回のイベントを行い、業界同士での会話が盛んでした。「リハビリサービスの質を向上」「リハビリ補助器具サービスの発展を加速」「バリアフリー環境の整備を促進」という3つのテーマに焦点をあてたトピックスは、補助技術の革新、医療、義肢、聴力、視力、子供のリハビリ、高齢者ケアなど多くの分野をカバーしています。内容が豊富なシンポジウムを通じて、参加者はリハビリ器具の重要な市場情報を得るだけではなく、さらに業界の専門家と交流し、産業の発展方向をリードすることもできます。
上海理工大学の喩洪流教授より
初回の先端義肢技術と産業発展シンポジウムは大規模なもので、組織委員会がオンラインやオフラインなどマルチチャンネルを活用し、良い効果をもたらしました。また、産学研の異なる分野の専門家が深く交流し、業界知識を持つ来場者が多くて、大きなの反響を呼びました。来年も引き続き開催し、規模も拡大してほしいです。
中国科学院深セン先端技術研究所の李光林研究員より
今日の博覧会で、最新のスマート義肢、リハビリロボット、リハビリシステムなど、リハビリ産業における我が国の多くの技術上のブレークスルーを見て、私は大きな感慨を抱いてきました。博覧会と合わせて行われたシンポジウムなどのイベントで、科学研究、技術、産業の専門家と学者が集結し、我が中国のリハビリ産業技術の運用レベルを全面かつ有効に高めることができます。福祉博覧会がリハビリ事業の加速発展に一役買っていると言っても過言ではありません。
清華大学建築学部の周燕珉教授より
今年の福祉博覧会では、バリアフリー施設や高齢化向けの製品が例年より豊富かつ斬新で、多くの国内メーカーが技術革新や革新への模索を試しています。これは私がブースを回って、製品を体験した感じです。より多くのユーザー、家庭、企業が博覧会に参加し、技術が生活にもたらす喜ばしい変化を感じてほしいです。
PR 壁破り丨専門メディアが報道
中国中央テレビ局/央広網/央視網、新華社/新華網、中国新聞社、「人民日報」/人民網、「中国日報China Daily」「経済日報」「科技日報」「人民政協報」「華夏時報」「中国青年報」/中国青年網、テンセント、網易、捜狐視頻などのメディアが続々と報道し、福祉博覧会を近日の業界話題に上げました。先端技術の展示、目新しいインタラクション、白熱した議論、メディアは複数の視点から、博覧会会場の素晴らしい瞬間を全面的に伝えました。
今回の博覧会はこれで閉幕したが、業界の成長は止まりません。業界関係者の協力で、福祉博覧会は相変わらずリハビリ補助器具産業とともに波に乗り、新しい旅に出ます。2022年9月15日~17日、北京国家会議センター、CR Expo 2022でまた会いましょう。